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PROLOGUE ようこそ絶望学園 「ダンガンロンパ」

ダンガンロンパ

主人公は平凡な高校生苗木誠

ぼくの名前は苗木誠。

このゲームは主人公である苗木誠が希望ヶ峰学園という高校に入学するところから始まる。

都会のど真ん中一等地にそびえ立つ学園

私立希望ヶ峰学園はあらゆる分野の超一流の高校生を集めて育て上げることを目的とした学園。

希望ヶ峰学園入学案内書

そんな学園に平凡な苗木誠が入学を許されたのはただの抽選の結果だった。

たった一人だけの枠に選ばれるんだから相当な幸運の持ち主だよね!ってことで、苗木は「超高校級の幸運」として学園生活を送ることになる。

ぐにゃりと渦を巻き始める視界。

時間よりも早く着きすぎたから学園の中を見て回ろうと、一歩を踏み出したところで視界が歪み意識が保てなくなった。

机の上には自分のよだれと手書きの入学案内。

目が覚めると見知らぬ教室。

しかもこの教室には監視カメラがあったり、鉄板で窓が塞がれていたりと穏やかじゃない。

集合時間の8時を過ぎていたので、玄関ホールに戻ってみることにする。

自分以外のメンバーはすでに玄関ホールに集まっていた

ずらりと並ぶ超高校級のクラスメートたち。

まずは自己紹介

超高校級の風紀委員 イシマルキヨタカ

有名進学校で常にトップの成績を取り続け素行も非の付け所のない超優等生。

超高校級の文学少女 フカワトウコ

若くして数々の文学賞をとりベストセラーを連発する恋愛小説家。

超高校級のアイドル マイゾノサヤカ

テレビや雑誌で引っ張りだこの人気者。いい匂いがする。肌もお人形みたい。

超高校級の野球選手 クワタレオン

1度も練習しないでチームのエースになるほどの野球の天才。夢はミュージシャン。

超高校級の同人作家 ヤマダヒフミ

文化祭で1万部の同人誌を完売させた伝説を持つ同人作家。作品のテーマは性の向こう側。

超高校級のスイマー アサヒナアオイ

実力・容姿・プロポーションが揃った逸材。底抜けに明るい性格だけど頭はあまり良くない。

超高校級のプログラマー フジサキチヒロ

数々の革新的なプログラムを作る天才プログラマー。小動物的な雰囲気に熱狂するファンもいるとか。

超高校級の??? キリギリキョウコ

何が超高校級なのか訪ねても教えてくれない。素性の知れない女生徒。

超高校級のギャル エノシマジュンコ

カリスマギャル。でも雑誌でみたのとなんか印象が違うような。

超高校級の暴走族 オオワダモンド

日本最大最凶の暴走族の2代目総長。全国のヤンキーから尊敬と畏怖を集めてる。

超高校級のギャンブラー セレスティア・ルーデンベルク

ゴスロリ服を愛すること以外全てが嘘のベールに包まれてる謎の女子高生。

超高校級の占い師 ハガクレヤスヒロ

3回ダブって二十歳の高校生。占い界では超新星と呼ばれている。

超高校級の御曹司 トガミビャクヤ

巨大財閥である一族の御曹司。すでに個人としても莫大な財産を築いている。

超高校級の格闘家 オオガミサクラ

霊長類ヒト科最強に最も近い女子高生。未だ無敗。

新生活の始まり

苗木だけでなくみんなも玄関ホールまできたところで意識を失って、校内で寝てたという。

自分たちの荷物もないし、入り口は鉄の扉になってるし、これもしかしてオリエンテーションのどっきりイベントなんじゃね?って和んだところで校内放送から場違いな明るい声が聞こえた。

校内放送から流れる不快な声。

すぐに行く人と少し戸惑う人に分かれたけれど、行かなきゃけっきょくわからないということでみんな体育館に移動することに。

入ってきたときにはなかった鉄の扉。

みんなが話してたとおり、玄関ホールから外に繋がる扉は厳重に封鎖されている。

紅白幕が下がり、あたかもお祝いごとが催されるような雰囲気。

体育館はさも入学式を祝う体にはなっていたけれど…

ぼくはモノクマだよ!(CV:大山のぶ代)

現れたのは半分白で半分黒のくまのぬいぐるみ。

いや、動くからラジコンとかそういうの?

それは学園長のモノクマだと名乗った。

驚きの発表が

モノクマ「オマエラにはこの学園内だけで共同生活をしてもらいます。期限はありません」

理由は「オマエラのような才能あふれる世界の希望を保護するため」らしい。

ただどうしても出たい人のために「卒業」というシステムがあるという。

モノクマ「『誰かを殺した生徒だけがここから出られる‥』それだけの簡単なルールだよ」

モノクマの発言にいらだった大和田がモノクマに掴みかかった。

モノクマ「学園長への暴力は校則違反だよ。」

すると、急に規則的な機械音を出し始め、その音の間隔はだんだん狭まっていき…

霧切「危ない、投げてッ!」

思わず放り投げるとモノクマは空中で爆発を起こした。

しかし次の瞬間には新しいモノクマが出現。

校則違反をするような悪い子はお尻ペンペンくらいの体罰じゃ済まされないからね!と警告するモノクマ。たぶん本気。

入学祝いに配られた電子生徒手帳。

完全防水で海に沈めても大丈夫。10トンくらいの重さにも耐える優れもの。

校則についても載ってるから各自じっくり読んでおくようにと言ってモノクマはどっかに消えていった。

突きつけられた問題

苗木たちに与えられた選択肢は2つ。

1つは期限のない共同生活を送るか。

もう1つは、生きて出るために誰かを殺すか。

モノクマは猜疑心を植え付けて行った。
プロローグ ようこそ絶望学園 END

生き残りのメンバーはあと15人。

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