主人公は平凡な高校生苗木誠
このゲームは主人公である苗木誠が希望ヶ峰学園という高校に入学するところから始まる。
私立希望ヶ峰学園はあらゆる分野の超一流の高校生を集めて育て上げることを目的とした学園。
そんな学園に平凡な苗木誠が入学を許されたのはただの抽選の結果だった。
たった一人だけの枠に選ばれるんだから相当な幸運の持ち主だよね!ってことで、苗木は「超高校級の幸運」として学園生活を送ることになる。
時間よりも早く着きすぎたから学園の中を見て回ろうと、一歩を踏み出したところで視界が歪み意識が保てなくなった。
目が覚めると見知らぬ教室。
しかもこの教室には監視カメラがあったり、鉄板で窓が塞がれていたりと穏やかじゃない。
集合時間の8時を過ぎていたので、玄関ホールに戻ってみることにする。
ずらりと並ぶ超高校級のクラスメートたち。
まずは自己紹介
有名進学校で常にトップの成績を取り続け素行も非の付け所のない超優等生。
若くして数々の文学賞をとりベストセラーを連発する恋愛小説家。
テレビや雑誌で引っ張りだこの人気者。いい匂いがする。肌もお人形みたい。
1度も練習しないでチームのエースになるほどの野球の天才。夢はミュージシャン。
文化祭で1万部の同人誌を完売させた伝説を持つ同人作家。作品のテーマは性の向こう側。
実力・容姿・プロポーションが揃った逸材。底抜けに明るい性格だけど頭はあまり良くない。
数々の革新的なプログラムを作る天才プログラマー。小動物的な雰囲気に熱狂するファンもいるとか。
何が超高校級なのか訪ねても教えてくれない。素性の知れない女生徒。
カリスマギャル。でも雑誌でみたのとなんか印象が違うような。
日本最大最凶の暴走族の2代目総長。全国のヤンキーから尊敬と畏怖を集めてる。
ゴスロリ服を愛すること以外全てが嘘のベールに包まれてる謎の女子高生。
3回ダブって二十歳の高校生。占い界では超新星と呼ばれている。
巨大財閥である一族の御曹司。すでに個人としても莫大な財産を築いている。
霊長類ヒト科最強に最も近い女子高生。未だ無敗。
新生活の始まり
苗木だけでなくみんなも玄関ホールまできたところで意識を失って、校内で寝てたという。
自分たちの荷物もないし、入り口は鉄の扉になってるし、これもしかしてオリエンテーションのどっきりイベントなんじゃね?って和んだところで校内放送から場違いな明るい声が聞こえた。
すぐに行く人と少し戸惑う人に分かれたけれど、行かなきゃけっきょくわからないということでみんな体育館に移動することに。
みんなが話してたとおり、玄関ホールから外に繋がる扉は厳重に封鎖されている。
体育館はさも入学式を祝う体にはなっていたけれど…
現れたのは半分白で半分黒のくまのぬいぐるみ。
いや、動くからラジコンとかそういうの?
それは学園長のモノクマだと名乗った。
驚きの発表が
モノクマ「オマエラにはこの学園内だけで共同生活をしてもらいます。期限はありません」
ただどうしても出たい人のために「卒業」というシステムがあるという。
モノクマの発言にいらだった大和田がモノクマに掴みかかった。
すると、急に規則的な機械音を出し始め、その音の間隔はだんだん狭まっていき…
思わず放り投げるとモノクマは空中で爆発を起こした。
校則違反をするような悪い子はお尻ペンペンくらいの体罰じゃ済まされないからね!と警告するモノクマ。たぶん本気。
完全防水で海に沈めても大丈夫。10トンくらいの重さにも耐える優れもの。
校則についても載ってるから各自じっくり読んでおくようにと言ってモノクマはどっかに消えていった。
突きつけられた問題
苗木たちに与えられた選択肢は2つ。
1つは期限のない共同生活を送るか。
もう1つは、生きて出るために誰かを殺すか。
生き残りのメンバーはあと15人。
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