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そもそもLOVELESSってどんな話なの?「CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ- REUNION」

CCFF7

ジェネシス氏愛読書「LOVELESS」

ちょいちょい作中で読んでいるのを聞かされるけれど、実際どんな物語なのか?

お芝居になってるお話と昔から伝わる原文とはどう違うのか?を見ていきたいと思います。

バノーラ地下の石碑に刻まれた物語

1章

LOVELESS 1章

深淵のなぞ
『女神の贈り物』を探し求める3人の男
しかし、戦が彼らをひきさいた

ひとりは英雄、ひとりは放浪
残るひとりは捕虜となる

それでもなお、3人の心は結ばれていた
再び共に謎を解くという約束で

2章

LOVELESS 2章

捕虜は脱走に成功するも、瀕死の重傷を負う
しかし、彼は一命をとりとめる
彼を救ったのは、敵国の女であった

彼は身分を偽り女と共に隠遁生活を送る
その暮らしは、幸福で永遠に続くと思われた

しかし、幸福であればあるほど
友との約束が彼を苦しめる

3章

LOVELESS 3章

戦乱激化し、世界は破滅へ突き進む
捕虜は恋人と幸福な暮らしを捨て
旅立つことを決意する

『女神の贈り物』が至福へ導くことを願い
友との約束を果たすために

しかし、ふたりは約束などなくても
必ず再びめぐりあえると信じあっていた

物語の原文となった文章

序章

LOVELESS 序章

獣たちの戦いが世に終わりをもたらす時
冥き空より、女神が舞い降りる
 
光と闇の翼を広げ
至福へと導く『贈り物』と共に

1章

深淵のなぞ それは女神の贈り物
われらは求め
飛びたった
彷徨いつづける心の水面に
かすかなさざなみを立てて
 
三人の友は戦場へ
ひとりは捕虜となり
ひとりは飛び去り
残ったひとりは英雄となった

2章

明日をのぞみて散る魂
誇りも潰え
飛びたとうにも 翼は折れた
 
惜しみない祝福とともに 君は女神に愛された
世界を癒す 英雄として

3章

君よ、飛びたつのか?
われらを憎む世界へと
待ちうけるは ただ過酷な明日
逆巻く風のみだとしても
 
復讐にとりつかれたる我が魂
苦悩の末に たどりつきたる願望は 我が救済と
君の安らかなる眠り

4章

君よ 因果なり
夢も誇りも すでに失い
女神ひく弓より
すでに矢は放たれて
 
君よ 希え
命はぐくむ 女神の贈り物を
いざ語り継がん 君の犠牲
世界の終わり
人知れず水面をわたる風のごとく
ゆるやかに 確かに

最終章

LOVELESS 最終章

約束のない明日であろうと
君の立つ場所に必ず舞い戻ろう
星の希望の雫となりて
地の果て 空のかなた
はるかなる水面
 
ひそかなる牲となろう

物語と原文の違い

最終章は欠落し、いまだ発見されていないという宝条

物語は3章仕立て、原文は5章で成り立っています。とはいえ、最終章はジェネシスが付け加えたものなので、これを正式としていいのかわかりませんが。

物語のほうは原文の1章に書かれた3人をクローズアップして作られたお話になってます。

宝条「古来より伝わる叙事詩 研究の役に立つかと読んではみたが──」

おそらく宝条博士やジェネシス勉強班などが研究したのは原文のほうで、物語のほうは舞台の下地になっていると思われます。

けっきょく何を意味してるのか

話はわかったけど、これってけっきょく何なの?というと、物語のほうは「セフィロス、ジェネシス、アンジール」の3人や「ジェネシス、アンジール、ザックス」の3人をクライシスコアのストーリーに当てはめて物語の道筋を色濃くする装飾のような役割を担っています。

原文のほうは、女神=ミネルヴァ。贈り物=オメガ。水面=ライフストリーム。を意味していて、女神が星の終わりに贈り物を発動させてライフストリームを導くときまで、贈り物を悪用されないように守り手となる英雄をそばで眠らせているという説があります。

まとめ

三人の友情の物語の英雄役は自分だと信じたかったジェネシスが、最終的にほんとに女神の贈り物を守る英雄となる、そんなお話なのかなと私は思いました。

セフィロスは戦争で活躍しクライシスコアの世界で誰もが認める英雄。ザックスはクラウドを救い次の物語(FF7)へと繋げた英雄。

それぞれが皆、英雄であり英雄に成る。悲しいだけじゃなくて、ちゃんと救いがある物語。セフィロスのことは~・・・いつか誰かが救ってくれるといいですね。あれ?アンジール??

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