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いざ語り継がん 君の犠牲 世界の終わり「CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ- REUNION」

CCFF7

最後の扉が開けられない。

昔から、ラスボス手前のセーブポイントまでくると、そこから先に進めなかった。レベルを上げたり、やり忘れたことがないかチェックしたり、やり忘れがあるなら消化したり。

心残りがなくなるまで、最後の扉が開けられない。

そんなに名残惜しいのならボスを倒したあともう1周すればいいだけ、”強くてニューゲーム”とかいうワクワクなモードだって待ってるのに。それでもこのセーブポイントから動けないでいた。

───Why?

ボスを倒し物語をエンディングへ導く。それが正しい遊び方だ。始めたからには終わらせないと。

それなのに、最後のセーブポイントで立ち止まったまま、別の新しいゲームを始めてしまう。

ジェネシスと決着をつけるため、終焉の光へ向かうと表示されるのに。

この物語を終わらせるのが嫌なんだ。話の行方がたとえハッピーエンドでも、全てが幸せに収まるわけではないこともある。バッドエンドと知っているなら、なおのこと。足が竦む。扉を開ける勇気が持てない。

そうやって今まで、いったいどれほどのタイトルをラスボス前で終わらせてきただろう。進めなければ。やるんだ、今年こそ。そして、同じようにラスボス前で止まっているFINAL FANTASY Ⅶ REMAKEの時間を動かしてINTERmissionへ進むんだ。

───そして、時は動き出す

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