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CHAPTER06 学級裁判 Part3 「ダンガンロンパ」

ダンガンロンパ

黒幕は江ノ島盾子だった

モノクマに変わり本体を現した黒幕、江ノ島盾子。

彼女の顔は苗木でさえも、どこかで見たことのある顔だった。

記憶を辿れば、入学前の準備の時に見た、雑誌の表紙を飾っていたのがその顔だった。

だから玄関ホールで、戦刃むくろ扮する江ノ島盾子を見た時に、別人の印象を受けたのだろう。

それを聞いて江ノ島は答えた。

アタシはアタシ、むくろはむくろ。

いくら盛ったところで彼女が”超高校級のギャル”になるのは不可能なんだ。

どうやら江ノ島盾子と戦刃むくろは双子のようだ。

江ノ島は絶望的に飽きっぽいらしく、キャラを一貫させることができないという。

双子の姉妹だというのに、実のお姉ちゃんを殺したの?と驚きを隠せない朝比奈。

それについては江ノ島が説明した。

モノクマを操ったり、生徒たちの見張りをしたり…いわゆる黒幕の役目。

しかし戦刃むくろに務まるものではないと判断したため、江ノ島盾子が黒幕役をやることに。

戦刃むくろには表舞台である学園生活に回ってもらったが、彼女の肩書である”超高校級の軍人”よりも、”超高校級のギャル”のほうが華やかだし、捨てるにはもったいなかったので、戦刃むくろに江ノ島盾子を演じてもらうことにしたらしい。

しかし絶望的に飽きっぽい江ノ島は、そのことにすら飽きてしまった。

「それじゃ、戦刃むくろの死は、一方的な裏切り行為だったのね」と、どこか納得した様子の霧切。

あのセリフは演技でもなんでもなく、突然の死だったからこその言葉だった。

でもそのおかげで、いい感じの見せしめっぷりになったと思わない?とキャピるんな江ノ島。

それに、実の妹にただの見せしめとして殺されるなんて、絶望しながら死んでいったと思うと、超ウラヤマシイと。

聞くに堪えない主張をする江ノ島に、ここぞとばかりに最低、イカれてると言葉を浴びせる面々。

ということで、再び議論が開始された。

黒幕が奪った記憶とはどんなものだったか

江ノ島は、みんなに用意した動機にはそれぞれテーマがあったという。

最初の舞園の時は「人間関係」

2番目の大和田の時は「思い出」

3番目のセレスの時は「欲望」

4番目の大神の時は「裏切り」

人が人を殺す理由、江ノ島は数あるそれらを”絶望の種”と呼ぶ。

そして絶望の種は希望によって育つという。

だからみんなから記憶を奪い、”外へ出たい”という希望を与えたのだと。

逆に言えば、記憶を奪われてなかったら、ここから出たいと思わなかったわけで。

それってどういうこと?と混乱してると、特別に学園の外の世界を見せてくれた。

そこかしこで暴動が起き、世界遺産は改造され、皆が破壊の限りを尽くしていた。

世界がヤバい

この世界の映像は、みんなが忘れた記憶の中にもあるという。

誰も何も思い出せないという中で、ふとアイツならこの映像のことを知ってるんじゃないか?という心当たりがあった。

ジェノサイダー翔。

彼女は腐川と知識は共有していても、記憶は共有していないからだ。

そこで、十神が「お前だけが頼りだ」と腐川に頼むと、あっさりとジェノサイダー翔に代わってもらえた。

さっそく出てきたジェノサイダー翔に、件の映像を見てもらったところ、これこそが”人類史上最大最悪の絶望的事件”だと教えてくれた。

しかもこれらは現在進行系で続いているという。

1年前に始まった”人類史上最大最悪の絶望的事件”のせいで、世界はあんなふうになってしまったのだと。

説明するジェノサイダー翔に続いて、そして十神の心の支えである、十神家は滅びたのだと江ノ島は付け加えた。

もう”超高校級の御曹司”ですらない、と言われる十神。

そこで苗木は疑問を口にする。
ちょっと待ってよ。ボクたちが入学したのってたかが数週間前のことで、それよりも前にそんな大事件が起きていたのだとしたら、ボクらが過ごしていた世界はなんだったんだと。

それはオマエラが勘違いしてるだけじゃない?と江ノ島。

記憶が失われた期間は2年間だった

なんと、江ノ島のネタばらしによれば、苗木たちが入学したのは、つい数週間前ではなく2年も前のことだという。

そう、江ノ島が奪ったのは「希望ヶ峰学園での学園生活」全ての記憶。

そのため、この学園での2年間の記憶なんて誰にもなく、授業すら受けてねーと葉隠は言うが、寄宿舎2階のロッカーには葉隠が授業で使ったと思われるノートが見つかっていた。

苗木たちは入学の直後から、教室で目覚めるまでの2年間の記憶を丸ごと失っていた為、気づいていなかったが、実は玄関ホールに集まった時、あの時点で15名は2年間を共に過ごしたクラスメートだったのだ。

滅びた世界に出るために、2年間苦楽を共にしたクラスメートと殺し合ったことになる。

ああそりゃ、たしかに記憶を消されてないと起こらない出来事だったろうなぁ。
それをやらせるために、学園生活の記憶を奪ったのか。

人類絶望化計画?

”超高校級の絶望”たちは”人類絶望化計画”なんてものを考えていたらしい。

普通で平和に過ごしていた1年目。

しかし2年目に起きたのが”人類史上最大最悪の絶望的事件”。

”人類史上最大最悪の絶望的事件”を起こしたのが、”超高校級の絶望”である2人だけとは考え難く、”超高校級の絶望”って組織なの?集団なの?家族なの?と霧切が問うと、江ノ島は「もっと観念的なものさ、絶望は伝染するんだ」と答えたのだった。

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