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CHAPTER06 学級裁判 Part2 「ダンガンロンパ」

ダンガンロンパ

生物室の矛盾点

生物室は遺体安置所になっていて、設置された冷蔵庫の中には、今まで犠牲になったみんなが保存されている。

使用中の冷蔵庫には青いランプがつくようになっているが、戦刃むくろの遺体を含めても点灯していたランプの数は9個だった。

本来、ランプは10個ついていなければならないことを話した。

1人目の犠牲は舞園さやか。
2人目の犠牲は江ノ島盾子。
3人目の犠牲は桑田怜音。
4人目の犠牲は不二咲千尋。
5人目の犠牲は大和田紋土。
6人目の犠牲は石丸清多夏。
7人目の犠牲は山田一二三。
8人目の犠牲はセレスティア・ルーデンベルク。
9人目の犠牲は大神さくら。
10人目の犠牲は戦刃むくろ。

誰かが2度殺されてる

つまり、同じ人物が2回殺されているのだ。

その人物とは戦刃むくろ。

別の誰かって誰だよ!とモノクマ。

別の誰か…
それは、江ノ島盾子。

彼女の致命傷は戦刃むくろの致命傷に似てるよね?と苗木は指摘した。

学園長への暴力を理由に早々に処刑された江ノ島盾子。

その死体はしばらく生物室で安置され、最近になって覆面を被されて植物庭園に引っ張り出された、戦刃むくろの死体として。

殺されていたのは本当は10人ではなく9人。

その人物こそが真の黒幕。

戦刃むくろと江ノ島盾子

そんなの戦刃むくろに決まってる!戦刃むくろはまだ生きてるんだわ!という腐川に、死んだのは戦刃むくろで間違いなく、プロフィールの体型も一致していたことを伝えた。

そうなると覆面を被って死んだのは、戦刃むくろかもしれないけど、江ノ島盾子は生きてるということになるから、目の前で死んだあれは演技だったのか?と十神。

ん?十神サン?
今って、戦刃むくろは死体で発見される前に、”江ノ島盾子”として殺されたって話じゃなかった?
あの時死んだ江ノ島は、戦刃むくろの変装だったのか!ってなるのが普通かと。

そんな残念な十神のために、戦刃むくろと江ノ島盾子の2人は、入れ替わっていたのでは?と苗木は話した。

戦刃むくろは玄関ホールに集合したときから、江ノ島盾子として紛れていた。

そしてモノクマに反抗し、江ノ島盾子のままグングニルの槍で殺された。

右手のタトゥー

それじゃ、一緒に過ごしてたのは、江ノ島盾子ではなく戦刃むくろってこと?右手にタトゥーなんてなかったけど?と朝比奈。

うわ、するどい。
ほんとどうしたんでしょうねー、タトゥー。

すると、ファンデーションで隠してたんでしょ、と霧切。

え?それアリなの?

それだと覆面の人物が苗木を襲ったとき、右手にタトゥーがなかったって時でも、通用しちゃうような発言だけど、大丈夫なんです?

あの時モノクマが気づかなくてよかったわと、やっぱり霧切もそのことに気づいていた様子。

江ノ島盾子の素性

モノクマを操ってるのは、もうひとりの”超高校級の絶望”である江ノ島盾子だと指摘すると、モノクマはバカバカしい、ボクの正体が江ノ島盾子さん?そんな訳ないじゃん!と否定した。

じゃあ、なんで江ノ島盾子の素性を隠そうとしたんだよ!と問い詰めると。

と、しらばっくれてきたので、2度も江ノ島盾子の素性を隠そうとした、その根拠を苗木は話すことにした。

1度目は緊急面談DVDを見ているとき、霧切の映像を見てる最中に不自然に電源が落ちた。

故障だと言っていたが、あれこそ本物の江ノ島盾子を見られると困るからやったんじゃないか?と。

あくまでも認めないモノクマに2度目の根拠を突きつけた。

十神に渡した十神だけが映っていない写真にも。

朝比奈に渡した朝比奈だけが映っていない写真にも。

葉隠に渡した葉隠だけが映っていない写真にも。

苗木に渡した苗木だけが映っていない写真にも、どの写真にも江ノ島盾子の顔は映ってなかったのだ。

その江ノ島盾子こそが、このコロシアイ学園の首謀者。

苗木のビシィッ!という音が聞こえそうな指差しを受けて、「い、いやいや…!ま、待ちなさいって…!」とあわてるモノクマ。

そこで追い打ちをかけるように、苗木は言った。

「最後に…ボクがそれを証明してみせる!!」

クライマックス推理

玄関ホールに集まった15人の高校生のうち、江ノ島盾子と名乗った人物は戦刃むくろだった。

だけど戦刃むくろが扮する江ノ島盾子は、すぐに黒幕に殺されてしまった。

そしてその死体は生物室でしばらく保管されたあと、ビニールシートに包んで植物庭園に運ばれた。

戦刃むくろ殺しをでっちあげて、ジャマな霧切を犯人に仕立てるために。

その際、戦刃むくろがまだ生きてると思わせるために、覆面を被った黒幕は苗木を襲った。

苗木を襲った人物は覆面をかぶっていると印象づけて逃げ、その覆面を植物庭園に運んだ戦刃むくろの死体に被せた。

苗木を襲った人物と植物庭園の覆面が同一人物だと思わせ、戦刃むくろがたった今死んだのだと誤認させるために。

戦刃むくろの死体が発見され、その覆面を剥がそうと手をかけたとき。

死体は爆破され、証拠は隠滅した。

死体の人物が、最初に玄関ホールで会った、江ノ島盾子と同一人物だということを隠すためだ。

これが戦刃むくろ殺しの真実。

そしてそれを仕組んでいたのが、モノクマを操っている黒幕…

苗木「どうだ!これが今回の事件の全貌だ!」

それにたいしモノクマは「うぷぷ…クライマックスで終了?違うよ、まだまだ続くんだよ」

そう言って、唐突に姿を変えたのだった。

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