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CHAPTER03 学級裁判 Part3 「ダンガンロンパ」

ダンガンロンパ

山田を殺したのは誰か

真犯人は誰なのか?
いよいよ真のクロを探っていく。

殺害時間は、みんなで消えた死体を探していた時間だと思われた。

葉隠「つーか、殺された時間帯もだけど、もっと気になることがあんべ!」

山田を殺した凶器について

モノクマファイルによると、石丸と山田は同じような凶器で殺されたことがわかる。

1号や2号では殺傷能力はないし、それだって娯楽室や図書室に置きっぱなし状態だ。

3号や4号を取りに行って…なんて危険を冒したわけでもないだろうし…

苗木は美術倉庫の壁にハンマーが歯抜け状態で飾られていたのを覚えていた。

そもそもジャスティスハンマーは、美術倉庫のハンマーで作られていたんじゃないだろうか。

そうすれば”同じような凶器”というのも合点がいく。

共犯はありえるのか

朝比奈「それをやったのが真犯人…山田と共犯で最終的に裏切ったヤツ…」

卒業できるのはクロ1人のみで共犯者は得をしない。

これがある以上、共犯関係は成り立たないのでは?とセレス。

しかし、もしこの事件が一連の事件ではなく、個別の事件だったとしたら…?

真犯人は自分の犯行の共犯をさせるため、その計画を山田に持ちかけたのだろうと霧切。

山田を共犯にした真のクロは

今までの考察から見えてきた真犯人、それはセレスだった。

全力で否定するセレス。

だが、十神にはセレスだと言い切れる根拠があった。

山田とセレスだけが共通してとっていた行動。
それは…不審者の目撃だった。

おいしいところを苗木に答えられ、「でしゃばるな」と威圧する十神。

セレスが犯人だと仮定して、今までの事件を振り返ってみると、たしかにどれもこれも怪しいと思えた。

保健室退室後に階段で影を見たと言い出したのもセレス。

セレスが3階で不審者を見た時、1階から山田の悲鳴が上がった。

そこで二手に分けたのもセレス。

そんなセレスちゃんが!?と、それでも信じたくない純真な朝比奈とは対極的に、十神に疑惑をぶつけられても「さあ?なんのことでしょう?」とあくまでもしらを切るセレス。

十神が言うにはセレスは不自然な発言をしたという。

その不自然すぎる発言こそが決定的なミスなのだと。

十神が指摘するセレスが保健室で言った不自然なセリフとはこうだった。

「まるで…楽しんでいるようですわね…わたくし達が怯え、混乱するのを見て…楽しんでいるようですわ…このままだと…全員殺されてしまいます。彼らのように殺されてしまいます。」

物理室前で会った時から保健室までの間、誰も石丸の死について話していなかった。

それなのに、セレスは石丸の死を知っていたかのように「彼ら」と発言したのだ。

山田を連れ去る不審者の画像

そのことを突きつけられてもセレスは「みなさん、想像力が豊かですのね」と取り合わず、むしろ「私が見た不審者の証言がすべてウソならこの画像はどうなるのです?」と説明を求めてきた。

霧切はそれに対し「不審者が山田君を連れ去ってるんじゃなくて、他の可能性もあるんじゃないかしら?」と別の可能性を示した。

誰だってあんな衣装を着てる人がいたら、そっちのほうが怪しいと勘違いしてしまう。

しかしセレスはそれを「あり得ない」と言い、根拠もあるという。

その根拠とは「中にいる人間が気絶してる人間なら、そんな姿勢をとれるわけがない」というものだった。

そう、ジャスティスロボは全く腰が曲がらないようにできているからだ。

設計ミスだと思われていたけれど、実は計画的なものだったのかもしれない。

ことごとく論破されるセレスに十神が「チェックメイトのようだな」と言うと、セレスはふふふと笑みをこぼしたあと、急に強気に変貌した。

犯人はやすひろ

山田に犯人は誰かと聞いたとき「犯人はやすひろ」と言ったのをみんな聞いている。

そのことから葉隠康比呂(はがくれやすひろ)かと思われたが、セレスが犯人だとわかった今ではやすひろは葉隠康比呂を指したのではないことが伺えた。

なぜなら、山田は普段みんなのことを名前では呼んでいなかったはずだ。

”やすひろ”という苗字の人はこの中にはいないけど、1人だけもしかしたら”やすひろ”という苗字の可能性のある人がいる。

ねぇ、本名を明かしてないセレスさん…?と苗木が尋ねると

私がそんなダセー苗字のわけねーーーーだろがっ!!!とこの上ない怒り様だ。

それなら本名を教えてよと言っても当然教えてくれるわけもなく、確かめる方法もない以上、自分はセレスティア・ルーデンベルクなのだといって聞かない。

そこでセレスに電子生徒手帳を見せるように言うが、プライバシーの侵害だのと拒否されてしまう。

そろそろ本当の事を話してくれないかな?という苗木に対して譲らないセレス。

完全に決着がつくまで諦めないと言うので、決定打を与えることに。

事件の全容

セレスは山田に共犯計画を持ちかけた。

深夜1時、メモによって呼び出された葉隠は、山田たちによって眠らされてしまう。

眠る葉隠にジャスティスロボの衣装を着せ、山田が連れ去られてるように見せかけた写真を撮った。

早朝6時、メモにより石丸が物理準備室に呼び出された。

ジャスティスハンマー4号で石丸を撲殺する山田。

苗木たちに不審者に連れさられる山田の画像を見せる犯人。
そして訪れた図書室で血を流し倒れていた山田、傍らにはジャスティスハンマー2号。

保健室につれてこられた山田は1人になると、輸血用の血を塗りたくり、血の付いたジャスティスハンマー3号を置き、死体のフリをした。

十神、大神、腐川が物理準備室で石丸の死体を発見した頃。
犯人、苗木、朝比奈が保健室で死んだフリをする山田を発見した。

誰もいなくなった隙に保健室を抜け出し、物理準備室の石丸の死体をビニールシートに包み、台車で美術倉庫まで運ぶ山田。

その山田を背後から美術倉庫のハンマーで撲殺する犯人。

負けという言葉はセレスには何よりも重かったようだ。

苗木「認めるんだね?キミが犯人だって事を…」

セレス「キミだなんて…そんな教授みたいな口ぶり…」

ついに自ら本名を口にした。

セレスティア・ルーデンベルク、彼女の本名はやすひろたえこだった。

事件の真犯人。
真のクロ。
それはセレスティア・ルーデンベルクだった。

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