吾輩、生きてた
囚われの猫なのニャ。
でも大丈夫。
このカゴをゆらゆらさせて壁にぶつけて壊して脱出したニャ。
そんなことよりB-12が見当たらないのニャ。
とりあえず通路に出てみたら向かいの牢で激しめのプレイをしてたニャ。
吾輩、空気が読めるので見なかったことにしたニャ。
ClementineとB-12を探しに行こうとしたら、あっちもこっちもドローンが徘徊してるのニャ。
なんとかドローンの警戒をかいくぐって2階の牢でClementineを発見ニャ。
向かい側の部屋の壁に鍵があるから取ってきてってことだと思うニャ。
B-12がいないからよくわからないニャ。
鍵を渡すと自分で牢を開けて出てきたニャ。
吾輩の友達はどこにいるのニャ?
なんかあっちのほうがまぶしいニャ。
再会
導かれた光の中に吾輩のともだちを見つけたニャ。
間違いない。B-12ニャ。
ちょっとこっちきて欲しいニャ。
B-12を見つけたのニャ。
吾輩が返事を返すとClementineは先程とは違う通路を確保してくれたのニャ。
よかった、通じたみたいニャ。
一緒にアウトサイドに行くって約束したのニャ。
B-12「なあ、アウトサイドに着いたら、おまえどうする?」
B-12「・・・・・・トモダチ、だろ?」
みたいなことがあった気がするのニャ
動く光は厄介だけど、ZURKよりは楽だと思うニャ。
ちょっとまだ気を失ってるっぽいB-12をくわえて離脱ニャ。
また会えて嬉しいニャー。
B-12も吾輩の思いがけない救出に驚きを隠せない様子だったニャ。
もう離れないように気をつけるニャ。
猫1匹とドローン1機とロボ1体の脱出劇の始まりニャ
偵察ドローンが2機いるから牢屋に閉じ込めて来て欲しいとか、簡単に言うけどかなり難しいことニャ。
吾輩、何度も撃たれて何度も死にかけたニャ。
ほんと猫使いが荒いニャ。
そんな吾輩の活躍のおかげで全員無事、出口までたどりついたニャ。
Clementineは何でも知ってるニャ。
ジェイルの情報も集めてあったのかニャ。
さすがお尋ね者ニャ。
鍵のついた車を発見したニャ。
吾輩のお手柄ニャ。
ゲートを開けるスイッチを探して開けて来てくれと頼まれたニャ。
わりとすぐにスイッチは見つかったのニャ。
ニャ!!
ちょっと、待つニャ!!
まだ吾輩が…ニャーーーーー!!!!!
あいつら撃ってくるニャ!!!
ヤバい!!死ぬニャ!!!
置いていかれるかと思ったニャ。
ミッドシティを華麗なドライブテクニックで走り抜けるニャ。
そんな吾輩たちをドローンも必死に追いかけてくるのニャ。
このまま逃げ切れるかもと思っていたのに、しばらくすると唐突に車を止めたのニャ。
さよならClementine
車を降りて地下鉄駅の入り口に向かうとClementineにフェンスを閉められたのニャ。
Clementine「少しの間、私がやつらの気を引くからその間に行って」
Clementine「もうあなたは私たちの仲間よ」
そんなの知ってるニャ!
だからこそ一緒に行くのニャ!
なんで・・・なんで・・・MomoもDocもZbaltazarもClementineも吾輩だけ行かせようとするのニャ!!
吾輩、初めてMomoのノートを見たときから仲間だと思ってるニャ。
あのとき集めたノートにみんなの署名を見つけたニャ。
吾輩もそっと肉球スタンプを押したのニャ。
仲間がつないだレールにみんなの想いを乗せて
それにはまず電源を入れないとなのニャ。
どうやってあんな大きなものが入ってるのかわからないけど、アトミックバッテリーがバックパックに入ってるはずなのニャ。
この世界はときどき不思議なのニャ。
あちこちの照明に明かりが灯り出したニャ。
電車も起動したニャ。
この先に何があっても、もうアウトサイダーの仲間には頼れないのニャ。
たくさんお世話になったニャ。
たくさん助けてもらったニャ。
一緒に脱出することは叶わなかったけれど、その代わり約束は守るのニャ。
Momo「小さいアウトサイダーさん。僕らを空へ連れて行ってよ」(第4話)
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