投票タイム
偽装した犯人は朝比奈だったが大神は自殺だったのだ。
だから必然、投票結果は大神になる。
大神の自殺がゆるぎない真実という結果はわかったものの、十神には納得できないことがあった。
それは朝比奈が大神の死の真相を隠そうとしたことだ。
葉隠も「そうだべ。危うく、みんな死ぬとこだったんだぞ!」とご立腹だ。
しかし、それこそが朝比奈の目的だったという。
朝比奈は大神を死に追い詰めたのは私たちだから、私たち全員死ぬべきだと考えたらしい。
その考えに至ったのは、娯楽室前に落ちていた遺書を見つけたからだ。
このまま殺されるのを待つくらいなら、我は自らの手で終わらせよう。
そう綴ってあった。
大神の自殺の予兆は以前よりあったのだと朝比奈は言う。
朝比奈まで巻き込んだりするのは意にそぐわないので、話し合おうと3人を娯楽室に呼び出したのだという。
それは危険だよ、と朝比奈が止めると大神は「あいつらは憎むべき敵ではない」といった。
大神は皆を信じていたが、皆が大神した仕打ちはモノクマボトルによる、殴打2発だった。
遺書にはその時の悲しみが込められていると朝比奈は解釈した。
朝比奈の回想
娯楽室へ行った朝比奈は血まみれになった大神の姿を見た。
手当をしようとする朝比奈に大神はお願いがあると言った。
プロテインなんかで治るはずもないのに、でももしかしたら朝比奈は本気でプロテインは何でも治ると思っていたかもしれない。
大神の頼みを受けた朝比奈は化学室へいき、そこで散らばる黄色い粉末を見てあることに気づいた。
急いで娯楽室へ戻ったが、時すでに遅かったようだ。
大神だって弱いところもある普通の人間なのに、みんなはそんな彼女を責め自殺に追いやったんだ。
というのが、朝比奈が大神の死を偽装した動機だったようだ。
朝比奈は拾った遺書に基づいて大神の遺志を汲み取ったようだったけど、本当は大神のことなんて何もわかってなかったんじゃないの?とモノクマは言う。
なぜなら、朝比奈が基づいた遺書はニセモノだったから。
ニセモノの遺書はモノクマが書いて置いておいたものだという。
それを知った朝比奈が「騙したの!?」と責め立てると。
ボクは悪いことはしてない、と無罪を主張するモノクマだった。
大神の遺書
「我が親友である朝比奈よ。お主に伝えておかねばならぬことがある。」という書き出して遺書は始まった。
黒幕は入学初日に接触してきたという。
300年続く道場を守るため、内通者となったが、それこそが大神の弱さだったのだと悔いた。
皆が必死に生きようとする姿を見て、大神は黒幕と戦うことを決意した。
黒幕の内通者であることをバラされ、そのせいで疑心暗鬼を生み、殺人に発展しかねない雰囲気を作り出してしまった。
親友である朝比奈まで傷つけられ、大神は全てを丸く納めるためにけじめをつけることにした。
黒幕に命じられていた「殺人を犯せ」
大神は自分自身を殺すことにしたという。
黒幕の企みを阻止できるのなら、お主たちの争いを止めることができるのなら、それは本望だと。
我が死ぬことにより、きっと思い出してくれるはずだ。
朝比奈よ、お主はなんとしてでも生き延びてくれ。
仲間と共に生き延びるんだ。
大神の真意に触れ、泣き崩れる朝比奈。
モノクマは朝比奈のやらかしを囃し立てた。
はい!責められるー!次のターゲットも決まりだね!と。
しかし誰もそれには乗らなかった。
もとから敵は黒幕だけだ、誰も朝比奈を責めたりしないと苗木も葉隠もモノクマに怒りをぶつけた。
オマエらは敵同士なの!!と吠え立てると、それに十神が続いた。
たしかにその通りだと。そう言ったが…
緊張感のなくなったゲームに参加し続けてる意味などない。
今後の楽しみは…
そう言って、コロシアイゲームから降りる(殺人を犯さない)と宣言した十神。
その十神に協賛するジェノサイダー翔。
もう誰も殺人を犯す者が出ない、そんな雰囲気が出来上がった。
これこそが大神が望んだ世界。
大神の死は無駄ではなかったのだ。
おしおきタイム
その雰囲気にスネつつも、モノクマにはお楽しみが残っていた。
大神はすでに死んでいるのに一体誰が?と思ったら…
アルターエゴがおしおきに引っ張り出されていた。
ショベルカーで破壊の限りを尽くされ、丸いボール型にされてしまった。
よくも仲間を…を怒りをあらわにする苗木に…
からかうモノクマ。
それを調子に乗ってネットワークまで覗きにきたりしたので、破壊することに決めたのだという。
遺書の続き
退散しようとしたモノクマだったが、遺書に続きがあるので読んでいくことにした。
朝比奈よ、最後に仲間のみんなに伝えて欲しいことがある。
おそらくこの学園の謎を解く手掛かりとなるはずだ。
そのある事とは…
そこまで読んでモノクマはあぶないあぶない!これ以上はネタバレが過ぎると言って読み飛ばしたが、遺書の最後に書かれた一文がモノクマの目を引いた。
最後に黒幕に言っておくがいい「我はただでは死なん」
それにはどんな意味が込められていたのかは、誰にもわからなかった。
朝比奈はみなに謝罪し、みなはそれを受け入れ、学級裁判は無事に閉廷した。
その夜
誰かに呼ばれるような声が聞こえた。
目を開けると霧切がいた。
夜中の3時、部屋に鍵はかかってなかったという。
霧切は先に行ってるわね、といって部屋を後にした。
苗木も寝ぼけながらも情報処理室へ向かった。
鍵がかかっていたはずなのに入れるのかな?とドアノブを回すがやはり開く気配はなかった。
それでもガチャガチャと続けているとモノクマが現れた。
モノクマにしかられていると霧切がやってきた。
帰りましょう。というので意味がわからないまま苗木は情報処理室を去った。
夜中に起こされ、情報処理室は入れなくて、霧切と合流できたかと思えば帰ろうだなんて、いったいこの行動にどんな意味があったのか。
それを訪ねても霧切は「…なんでもないわ」といつものように言うだけだった。
しかし、おやすみのあいさつをして部屋へ向かう去り際。
いくさばむくろ。と霧切が耳打ちした。
”超高校級の絶望”と呼ばれる女子高生。
戦刃むくろに気をつけて。
霧切はたしかにそう言ったのだった。
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