学校エリア2階プールにて
朝比奈に呼ばれプールに駆けつけると、そこには行方がわからなかった霧切がいた。
そしてジャスティスロボに入った葉隠も見つかった。
プールサイドのロッカーにすっぽりとハマっていたジャスティスロボを霧切が見つけたのだという。
「霧切さん、今まで何してたの?」と苗木が聞くと「ちょっと調べ物をね、なんでもないわ」と答える霧切。
いや、なんでもないじゃなくてさーと、さらに踏み込もうとしたところ
これ以上聞いたら絶交よと言わんばかしに、言い切られた。
霧切は「そんなことより…」と話題を変え、葉隠に説明を求めた。
葉隠からすると、いつの間にか眠ってて起きたらこの有り様だということらしい。
ジャスティスロボが喋るのを見て、十神が「その格好をなんとかしろ、話すのすら苦痛だ」というので、葉隠に脱ぐように促すと、どうやらひとりでは脱げないようになっていた。
ガッチリとした留め金で背中を留められていたのだ。
こんなのひとりでは着られないんじゃ…
「とぼけても無駄ですわよ。あなたの部屋には設計図もありましたしね」とセレスが言うと、十神と苗木もそれぞれオレも見た、ボクも見たと証言した。
「あんたしか着られないんだから、不審者の正体は葉隠以外に考えられない」と朝比奈がいうと葉隠も負けじと「着られないかどうかなんて試してみなきゃわからない」と言う。
そこで朝比奈がためにしジャスティスロボを着てみることにした。
腰も全然曲げられないし、明らかな設計ミスだと。
ていうか、ほんとにこれを着て人を殺したり、死体を移動させたりできるんだろうか?
葉隠が「部屋のドアにメモが挟まっていて、そのメモを見て夜1時に娯楽室に向かったのだ」と話し始めた。
そのメモを見せてみてと言われてポケットを探ったが、メモはみつからなかった。
捜査再開
遅れをとった霧切は苗木に協力を仰いだ。
それなら後で姿を消してた理由を話して、と苗木が交渉すると「それは断るわ」と拒否された。
それでも手伝ってくれるんでしょう?という霧切に、苗木は協力することにした。
苗木…おまえってやつはほんとに…
なにはともあれ、霧切と捜査という名のデート開始。
開口一番、死体が見たいといい出す霧切。
うん、そうだよね。
捜査だもんね。
別に期待とかしてなかったけどさ…
美術倉庫
霧切を2人の死体がある美術倉庫へ案内した。
石丸の死体を調べていた霧切に、何かわかったか苗木が尋ねると。
石丸の腕時計が6時で止まって壊れていることを教えてくれた。
昨夜の10時の時点では腕時計を確認しながら「もうすぐよい子は寝る時間だろーが!」と石丸が吠えていたので、壊れたのは昨日の夕方6時ではなく、今朝の6時だということが伺えた。
でも気になったのはそれだけじゃないわ、と霧切。
石丸の左手は何か白いものを握っていた。
死後硬直でかたくなっていたので、苗木がそれを取り出した。
それは紙の切れ端だった。
次いで霧切は山田の死体を調べ始めた。
しばらくの後、山田の死体はどうだったか聞いてみると、メモが出てきたという。
そのメモは「抜け道らしき穴を見つけた」という文で始まる、聞き覚えのあるメモだった。
ただ葉隠は夜1時に娯楽室へと書いてあったというが、こっちのメモは朝6時に物理準備室へと書かれていた。
そして山田が持っていたメモは右下部分が切れてなくなっていた。
石丸が持っていた切れ端ってこれなんじゃ…?
それにしてもパンツの中に手を突っ込んで調べるとは…
霧切からしてみれば靴下に手を突っ込んだわけじゃないからという。
どういう基準なんだろう。
ついでに今回の殺人のトリックに電子生徒手帳は関係ないと霧切は言った。
それを聞いた苗木が、じゃあ今回は電子生徒手帳については考えなくていいんだねと言うと「考えなくていいなら、わざわざ言ったりしないわ」と霧切。
なにやら意味深だ。
捜査終了を告げるチャイムがなり、赤い扉への集合がアナウンスされた。
山田クンと石丸クンを殺した犯人…
2人の仲間を殺した犯人…
その犯人は…
じっちゃんの…いや、じっちゃんは関係なかった。
そしてエレベーターに乗り込むと、メンバー全員を乗せてエレベーターは地下へと潜っていった。
命がけの裁判…命がけの騙し合い…命がけの裏切り…命がけの謎解き…命がけの言い訳…命がけの信頼…命がけの学級裁判の幕が上がろうとしていた。
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