アイスブルーに染まる
真夜中の聖域
ファンが回る音だけが
静寂を塗りつぶす
指先はまだ
キーボードの上で迷子
画面の向こう 君のステータス
点灯るのを待ってる
スピーカーじゃ物足りない
密閉型のヘッドフォン
深く沈めば
世界と切り離されて
二人きりのバイナリー
接続開始の合図
小さなノイズが走る
「おやすみ」の声に
鼓膜が色めき立つ
0と1の波形が
細胞の奥まで染み込んでいく
触れられない指先より
確かなその響き
低音に乗せて 私の鼓動
君に同期させて
モニター越しの君は
解像度が足りなくて
だから耳を澄ますの
吐息の隙間まで
「また明日」なんて
ログに残したくないから
この周波数を
永遠にループさせていたい
RGBの光 揺れる部屋
君の声という甘い罠に
わざと落ちていく
デジタルなセカイ
微熱が満ちていく
「ねえ」の一言で
鼓膜が色めき立つ
増幅された愛が
神経を伝って溶けていく
触れられない距離さえ
今は愛おしいから
この音の海で
朝が来るまで泳がせて
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